[CoT開発日誌4] わたしたちが見ている

静寂の彗星Comet of Tranquilityは週末をメインに開発を進めており、おおよそ4週に1回……が乱れていますが、開発内容を紹介していきます。
概要の紹介は初回の記事からどうぞ。

第四回は静寂の彗星のもうひとつの登場人物についてです。

誰がそれを言い伝えるのか

出くわせば生きて帰れないと言われているのに、その姿についての言い伝えが残っている。想像か、捏造か、あるいは、実際は生き残りがいたのか。
静寂の彗星は、世界の破滅後、人工衛星を通したやりとりが続いた世界です。その心情や行動は生き残ったキャラクター達が紡ぎ、時に他人のそれを垣間見ることになります。……その記録を、後から確認する者達がいます。あなたも、その一員です。

観測者達――夜天光研究団

静寂の彗星では、同時期に起こっているすべてをリアルタイムで確認できませんが、人工衛星「コメット」や地上から収集・解析した情報という形で、遅れて軌跡(ログ)を確認できるようになります。彼ら、地球連邦所属の研究者達は彗星が沈黙した後からやってきました。拾い出せる情報は断片的で、情報の復元は身悶えするほど遅いものの、彼らとあなたの目的は、生存者の一部と一致していました。すなわち、何が起こったのかを調べ、生存者達がどのように過ごしたのかを知ることです。

開発名称で「研究団サイド」と呼んでいる後日談パートは、ゲーム本編中のログを確認し、編纂し、時には注釈を入れて記録する、ゲーム内のまとめブログのような機能です。Twitterをされている方であれば、Togetterがイメージしやすいでしょう。研究団の研究者とは、生存者達の辿った物語の観測者であり、後に語り継ぐプレイヤーのメタファーです。ログを選び出し、タイトルを付け、中身について考古学者のようにコメントを付け合うことになります。編纂された記録は、現実世界のSNSでも共有できるリンクが発行されるため、本編に参加されない方でも研究団に加わることができます。もしかすると、当事者達が欠片も思っていないような編纂のされ方をしてしまう可能性もありますが……諦めましょう。研究者の世界ですから、あまりに悪質な記録には学会追放で対処する予定です(追放されに来ないように!)

開発としての理想は、一週間遅れでログを確認するのが良いと考えていますが、この期間はまだ検討中です。まずは集中すべき本編の制作から進めて、この開発日誌がAoMDの数を越えないところを目指していきたいところですね(白目)

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