[AoMD開発日誌14] 小さく舵を切る
隕石掘り達の星学はおおよそ週末に開発を進めており、おおよそ4週に1回、開発内容を紹介していきます。
全体の紹介はこちらの記事からどうぞ。
今回は開発状況の整理と今後の開発方針について。
九番宝石の向こう側
先月末、TapNovel様にて、AoMDと世界観を同じくするノベル、「九番宝石の向こう側」の第一話を公開しました。特に投票とかそういう要素はありませんが、果たして更新を続けていけるかどうか……小説サイトで毎日投稿をやってる作品を見かけることがありますが、月1の開発日誌ぐらいから安定させたいですね。進捗、どうですか
前回の開発日誌に書いた6月を抜ければ……デスフラグですが、実際は7月入った直後が一番体力を持って行かれました。テストプレイ版も多少更新していますが、良い機会なのでざっと状況を書き出してみましょう。いまできること
船を設計し、移動先を指定し、移動中に簡単なアイテム制作ができる……つまりは宇宙を彷徨うことができる、基礎ができあがった状態です。簡易ながらも本体を実装すれば、採掘あたりは実装できますが、実は売却もまだだったりします。ルール決めが必要な機能
以前までの開発日誌でイメージは触れつつ、具体的なルールに落とし込めていない要素に「スキル」があります。採掘者達は宇宙での活動の合間や実務を通して、スキルに時間(AP)を割り当ててスキルアップを目指していく形を想定していますが、何回訓練すればレベルが1になるのか? どんなスキルがあるのか? は紹介できていなかったかと思います。「かしこさ」のような汎用パラメータは今の所予定していませんので、スキルは世界に影響を与える手段であるとともに、みなさんのキャラクターの個性を表現するのに重要な要素であると考えています。「採掘」「航海」「整備修理」「天文調査」「交易」……スキルの設定を通してさらにルールの方を詰めていくことにもなるでしょう。
開発が必要な機能
これまで紹介した中で、ほぼルールが決まっているものの開発が行われていないものの最たるものに、「メッセ機能」があります。テストプレイ版では日記が既につけられるようになっていますが、まだ機能強化の余地があります。また、前回の日誌で紹介したパーティプレイに関する部分や、ゲームの目的に関わる八大企業との関わり、宇宙らしいマップ機能も手付かずです。小さく舵を切る
うーん、なんだかいっぱい作るものがあることはわかりました。蒸気流工房の由来は蒸気みたいに夢を膨らませ過ぎて流されて消えるという特質からでは全くありませんが、近いことにはなるかもしれません。職業柄、このように目標が大きい場合に取れる手は、期限を伸ばす、作るものを減らす、分割するのどれかに収束されますが、今の所"分割する"方針で企画を準備中です。まだ詰めている最中ですが、検討中の題材をご紹介します。静寂の彗星(仮称)
「この星は終わったらしい」と呟いた君は、その呟きを拾う者さえどこかへ消えてしまったことを知った。
日常を支えていた通信網の寸断、無意味な動きを繰り返すロボット、取り残された品々と君。
人類はいなくなってしまったのかもしれない、私と、彗星越しの君以外は。
日常を支えていた通信網の寸断、無意味な動きを繰り返すロボット、取り残された品々と君。
人類はいなくなってしまったのかもしれない、私と、彗星越しの君以外は。
蒸気流工房で作るメッセ機能を中心に据えた、交流型の定期更新ゲームです。キャラクターはそれぞれの知らぬ間に、自分の住んでいる地から大部分の人間が消えてしまったことを知ります。数少ない生き残りと連絡できるのは、"彗星"と俗称される通信衛星が、あなたの現在位置の上空を通過している間のみ。キャラクター達は、ある時は彗星から見知らぬ誰かのメッセージを受け取り、ある時は彗星に遠方の知り合いへの伝言を託し、情報交換を通じて、星に何が起こったのかを探ります。
AoMDに限らず、蒸気流工房のWEBゲーム共通で利用するメッセ機能を開発・充実させつつ、AoMDで予定されている「制限付きの交流」がどのような空間を作り出すかを試していきます。
騒速すぴーどうぇい!(仮称)
かつて帝国の娯楽すべてを牛耳っていると言われたさる八大企業の一角は、この宇宙時代に広がり、変質し、作り手の増えた文化の中では苦戦を強いられていた。それでも、帝国のみならず宇宙に名だたる最大の娯楽は彼らの手によるものだ。古き伝説に語られる刀、騒速(そはや)の名を冠する娯楽星系は、名誉と富を求める宇宙競艇者が集まる最先端をひた走っていた。
AoMDで開発しているシステムをベースにした、宇宙レースの定期更新型ゲームです。整備した己の船で宇宙を探索するのではなく、運営母体の用意したレースマップと、同じ星々の間を駆ける他のレーサーと順位を競います。船体設計やマップ関連、「航海」や「整備」に絞ったスキルの充実を目指しつつ、「レーサー」と「整備士」のような異なるプレイスタイルの共存を試します。
全体紹介から、「ディガーズ達を中心とした、定期更新型オンラインゲームとその"周辺企画"です」と張った伏線が生きてきた感じがしますね!(後付け)
次回開発日誌の頃には、着手する小型企画が見えてきているはずですので、こっちが面白そうですとか、それよりゴリラと戦いたい等ありましたら、開発陣にささやいておくと暑さで鈍った頭に効くかもしれません。
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