[AOMD開発日誌5] 基本システム紹介: スケジュールを組もう

隕石掘り達の星学Astronomy of Meteorite Diggersはおおよそ週末に開発を進めており、おおよそ4週に1回、開発内容を紹介していきます。
全体の紹介はこちらの記事からどうぞ。

第五回は本ゲームにおける行動宣言について。ひとまずこれでやってみようか、という内容のため、テストプレイを通して調整を行っていくことになります。

時間は等しく流れている

ブラックホールの傍で宇宙の終焉を見届けるのでない限り、全ての宇宙開拓者は同じ時間を過ごしています。
誰かが鉄を運び出している間、誰は船室で休んでいるかもしれません。もし他船の採掘者と通信がしたくなったら、ある程度場所と時間を合わせる必要があるでしょう。

「隕石掘り達の星学」では、採掘でも積み荷の受け渡しでも、修理作業でも、すべて「今回のスケジュールを宣言する」という形で宣言します。一日の時間割を作るイメージをするのが良いでしょう。あなたは丸一日採掘作業に使っても良いですし、一回の更新で5つの設備を修理しても構いません。
いわゆる時間を消費する行動には、便宜上AP(アクションポイント)が設定されており、採掘に3AP、休息に5AP……と割り当てを行い、その順番も自由に入れ替えることができます。

宇宙船の航行計画

宇宙船の航海に関わる事項にもAPが設定されています。単に移動するだけでも時間は使いますし、残念ながら積み荷を一瞬で転送するような技術を地球連邦は持ち合わせていません。
そのため、「隕石掘り達の星学」の世界における宇宙船は、一回の更新で目的を果たせるということがほとんどありません。月で掘られた鉱石を地球で売る、というなんとなく近そうな交易でも、船の性能によって数更新かかることになります。
ですので、航行計画に関しては、複数更新かかるような計画を予め設定しておくことができます。「月へ移動する」「採掘のために停船する」「地球へ移動」するように宣言を並べた結果、40AP分の計画になったとしましょう。1更新が10APとして場合、更新の度に先頭から10AP分ずつ実行され、結果を見ることができます。

もし、航行計画がなくなった場合は、宇宙船は現在位置に留まったままになります。何も無い宇宙空間では、留まるだけでも燃料を使いますので、忙しいときは宇宙駅舎が最後になるように計画すると良いでしょう。

船員達のスケジューリング

船員、つまりキャラクター達の行動は"計画"ではありません。宇宙船の航行計画が実行された"結果"を見て、では、その時なにをしていたか?を後から宣言します。船の計画と船員の計画を同時にするのは簡単ですが、航行計画が目論見通り、都合良く進んだとは限りません。3APで移動完了できると思っていたが、実際には5APかかっていたり、途中で船内火災が発生するかもしれません。もし、まだステーションについていないのに荷物を下ろそうとして失敗したり、火災が発生した部屋で眠り続けるようなことになったら……知的生命体が船に乗っている意味はありませんね。

いわゆる後出しじゃんけんになるため、8AP目で船内火災が発生することを知っていたかのように、5AP目で消火設備の整備を済ませておくような宣言も可能です。しかし、この未来予知によって船内火災の発生そのものを阻止することはできません(発生した瞬間に鎮火することはできるかもしれません)
このことは、「予め計画したキャラクターの行動が、更新を挟んだらすべて台無しになっていた」ストレスに比べれば問題にはならない、と開発チームでは考えていますが、実際にはテストプレイを重ねて調整することになるでしょう。

スケジュール帳のUI

少し、"開発日誌"っぽいお話もしてみましょう。以下は、暫定で作成した行動宣言のUIです。
Time1から採掘を3AP分行って、Time3,4は空欄、Time5からまた採掘……と、カレンダーアプリの予定記入のような形になっています。

AoMD-005-船内活動仮UI
人数が増えると横に列が増え、全員の宣言を一気に確認することができる。そういうつもりで用意しましたが、いくつか問題を抱えています。
  1. 人数が増えると航海結果も縮んでしまう
  2. 横長UIはスマートフォンでは表示できない
  3. どうせならキャラクターの台詞入れたい...

「隕石掘り達の星学」ではこうやって、一回作ってみて、何か消してを何度か繰り返しています。行動宣言はもっと単純な、採掘宣言、通信宣言……と分かれていた所を、スケジュール制に組み替えたため、デザインは再度の検討中です。また、定期更新処理は筆者がRubyで書き続けるのはモチベが保てなかったのでまるごと作り直している最中です。
最近は定期ゲ研究会(Discord)さんがHotなので、その中でぶつぶつ言ったりしていることもあるので、当サークルに限らず、定期ゲーム開発の裏側が気になる人、ちょっと口出してみたい人は覗いてみてください。

AoMD-005-仮案.png
システム手帳から着想した筆者ラフ案。ボブは報われないようだ。


次回は、そろそろ世界観にもちゃんと触れていこうかな?

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