[AoMD開発日誌 1] 基本システム紹介: 宇宙での生活とゲームの目的

隕石掘り達の星学Astronomy of Meteorite Diggersはおおよそ週末に開発を進めており、おおよそ4週に1回、開発内容を紹介していきます。
全体の紹介はこちらの記事からどうぞ。

第一回は、宇宙船中心の世界をどう表現するのか? という所を紹介します。

AoMD宇宙の歩き方


地球連邦の開拓地、あるいは帝国企業社会の辺境域としての宇宙は、地球近郊から始まります。最低限の訓練とコストダウンしつつも新品の宇宙船、多額の借金を負った状態から始まるキャラクター達は、船の進路と設計だけはある程度自由に決めることができます。
地球連邦から提供される宙域情報を見て、自分で座標を指定するのも、自動航路演算に任せるのも、キャラクターの自由です。

ただし、燃料と連邦法、そして物理法則の許す限り。特に太陽系開拓の段階では多少航路を外れても未知の発見が期待できない以上、航行可能な範囲は宇宙の大きさに対して僅かになるでしょう。

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開発中の仮画面です。どんな形で表現するかは悩みの種。

宇宙の交流所:宇宙駅舎

人類の進出が進んだ宙域では、宇宙駅舎――すなわち宇宙ステーションが規模の差はあれど点在するようになります。各駅舎は採掘してきた鉱石の買取、交易品の販売、船の改造や補給、船員の休息、そして他の採掘者……遠方の者とは大出力の長距離通信、同じ滞在者であれば、数少ない対面での交流の機会を提供します。
もし、船に新しいメンバーを加えたいのであれば、あるいは単なる採掘ではない"オイシイ話"を求めるならば、駅舎にしばらく滞在するのも選択肢となるでしょう。
船から下り、延々と駅舎でお喋りだけして過ごすことさえきっと可能です。滞在費が払えるならば、ですが。

キャラクターの身分と健康

そろそろ、もしや結構世知辛い世界なのでは、と思われた方もいるのではないかと思います。はい、その通りです。

地球連邦の宇宙採掘者は、ある意味では地上の採掘者よりも大切にされない存在です。訓練と船と借金を渡されて宇宙に漕ぎ出す彼らは、大企業にとってリスク回避、使い捨てのコマです。航路を指定しないのは、企業は指揮も保護もする気がない事を意味していますし、借金がついて回るのは利益確保の為です。
宇宙が過酷な環境であることは知られており、滞在するだけで【Helth】値が減少していきます。そんな所に、必要以上に自社の社員を送り込みたくない……出資企業でさえ、その方が安上がりだと判断したために、成り立っている事業です。
それでも、地上に比べれば機会は多く、まだ競合の少ない宇宙は、そんな身分からの成り上がりに最も向いています。そして、機会を掴むには、良い船や技能を得るのと同等以上に、長く採掘者として生き延びることが重要となります。

【Helth】値はキャラクターの体力面、精神面の健康度合いを表します。ただし、RPGのように、一晩眠ったら全回復するようなものではありません。制約の許す限り良い船室で寝泊まりし、財布と相談しながら良い食事を摂り、時には宇宙駅舎の快適な部屋で療養して、まあ2割を切っていなければ働けるでしょう、という抽象的なパラメーターです。動かし難い事実はひとつ。どこであろうと宇宙に居れば徐々に減少し、0になれば死亡します。

ゲームの目的

このゲームの目的は、こんな世知辛い宇宙で生き延びながら、やがて宇宙採掘者の身分から抜け出すことです。そうしてこの"ゲーム"から抜け出した者は、もうこの舞台でプレイヤーキャラクターとして活動することはありません。

大変そうですね。実は、抜け出すだけなら簡単です。全てを諦めて地上に戻るか、死亡してしまえば宇宙採掘者では無くなります。
あるいは、日々【Helth】値を維持する程度に仕事をして、時代があなたを置き去りにするまでゲームを続けることも可能です。
しかし、そうしたいですか?

もし、きちんと立身出世を目指したいのであれば、採掘者達は収入を、燃料と、船の設備と、交易をするなら種銭と、自らの健康に程よく割き、船の針路を決めて整備して、暗い宇宙を眺めながら、大儲けの……あるいは出世の機会を掴む牙を磨き続けなければならないのです。

文責: てんなな

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